ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2017.3.25 12:41

退位の実現へ その2

トトトンと天皇退位に関するブログを
連続してアップしようと思っていたのですが、
あっちこっちに話題がいってしまったので、
あらためて今日は、

退位の実現へ その1

のつづきを。
天皇陛下の退位、まだまだ予断を許しませんよ!

 

*****************
読売新聞「退位 実現へ」(中)では、

有識者会議が設置されたいきさつについて書かれている。

ここのあたりは、ちょっと矛盾が露呈されていて面白い。

 

ネックになるのは憲法4条、

天皇は「国政に関する権能を有しない」

だから有識者会議の設置は少し冷却期間を置いてから

ということになったのだそう。

そもそも天皇の退位が「国政に関する権能」では

ないことは、すでに高森先生が十二分に説明されている。

内閣法制局はいったいどんな捻じ曲げ解釈をしたのか。

 

ともあれ、陛下の苦悩を知って国民が退位実現を求め、

政府・国会が対応したという形であれば、憲法に抵触しない。

というわけで、【政府は、有識者会議に

国民の声を代弁する「クッション」の役割を期待した】のだそう。

 

だけど有識者会議は周知のとおり、

「一代限りの特例法ありき」で、皇室典範による制度化を

求める世論とはかけ離れていた。

安倍首相は「退位はあくまで例外的措置」と、

退位に反対する識者を会議に加えて

退位制度化の難しさを印象付けた、と記事は書く。

 

要するに、クッションというより、安倍独裁の隠れ蓑だったことを、

ここで記者ははっきり書いちゃっているのだ。

結論ありきの腰ぎんちゃく会議だったってことを。

 

また、憲法4条には異常なくらいこだわるくせに、

皇位継承は皇室典範によると定めた憲法2条には

まったく無頓着なんだから、やっぱり脳みそのネジが足りない。

 

で、有識者会議の行く末がウヤムヤになったところで、

2月22日、有識者会議のメンバーを読んで

安倍首相が会食。(「退位 実現へ(下)」)

トランプ米大統領とのゴルフを上機嫌で語ったそうな。

 

今井座長が、「せっかくの長期政権なのだから

皇位継承の件も道筋をつけてもらえませんか」

至極まっとうな意見を言ったところ、首相は

「民進党は政局にしようとしている」と野党批判を始めたという。

 

この人、ホントどうかしている。

 

それだけでは終わらない。

紀子さまが悠仁さまを懐妊されたときを

「天祐だと思った。男の子だと確信していた」

語っていたとか。

 

天祐とか、確信とか、ちょっとアブない感じがする。

「皇国日本には必ず神風が吹く!」と言っていた

戦時中の、狂信という名の希望的観測で脳みそが

いっぱいになってしまう精神構造そのものではないか。

 

(多分つづく)


「天皇の願いは叶ったか?」

平成29年4月9日(日)午後1時 から
福岡『リファレンスビル駅東ビル』 にて開催します。

「リファレンスビル駅東ビル」
(住所:福岡県福岡市博多区博多駅東1-16-14)は、
JRおよび福岡市営地下鉄
『博多駅』 の 筑紫口 より徒歩4分です。 

リファレンス会議室は博多駅周辺に3カ所あります。
九州ゴー宣道場の会場は「駅東ビル」です。
お間違えないよう、ご注意ください。


リファレンスビルのHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

いよいよ「九州ゴー宣道場」
4月9日(日曜)
13時から開催する。
テーマは『天皇の願いは叶ったか?』とする。
自民党の思惑通りに進めば、4月には特例法の法案作りに
入っている。
民進党を始めとする野党が皇室典範改正を貫けば、
別の
展開が生まれている。

さらに森友学園スキャンダルの追及次第では、
安倍政権が
吹っ飛んでいる可能性がある。
石破茂氏に皇室典範改正を託すことになるか?
政界の動きと、『天皇論 平成29年』の反響も含めて
議論する「ゴー宣道場」になるだろう。

トップページ右側の博多にわかの面のバナーからも
状況を知ることができる。

参加希望者を募集する。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年3/29(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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